【知らないと損です】酸性は髪に良い。は実は間違い!
以前に、系列店のプールブーヘアデザインのスタッフから質問を受けた事がありました。
その内容は、ベルジュバンスって知ってますか??というもの。
ベル・ジュバンスは酸性美容法のはしりで一昔前には一世を風靡したらしく、僕が東京で働いていた時も近所にベル・ジュバンスサロンって看板が上がってましたね。
そして、郡山にもちらほらベルジュバンスサロンってありますよね^_^
なんと、郡山が発祥らしいんです。
そして、ベル・ジュバンスで扱っている薬剤は酸性の薬剤がメインというのいが大きな特徴ですね。
そもそも酸性は髪に良いのか??
一般的に、健康な髪のph は5.5位でやや弱酸性って言われてます。
じゃあ酸性だから髪に良いんだねっ^_^
となるわけですが、
この理屈はシャンプーならまだわかります、ですが問題なのはパーマやカラーの薬。
そもそも、酸性だからどうとかの前にパーマ液には絶対に還元剤っていう成分が入ってますし、カラー剤(酸化染毛剤)にはジアミン(科学染料)が入っています。
ヘアマニキュアには刺激になる成分は入っていないですが、根元ギリギリが染まらない、濡れると色落ちして衣服やタオルが汚れる。
っていうデメリットが多いですよね、
そして、パーマの還元剤、カラー剤のジアミンは間違いなく、髪にも頭皮にも何かしらの刺激反応があってしかるものです。
こういった成分は、入ってないとパーマ液やカラー剤にならないから、ある意味仕方ないんですね。
薬剤が酸性だとしても、そういった成分が入っている時点で優しいの?
という話になります。
酸性だから髪に優しいとは一概にはいえない
最終的には、何に対してそうなのか?
っていう対比にしかならないんですよね。
これは、相対的ってことですね。
例えば、パーマ液をアルカリと酸性だけで簡単に例えるなら、
①アルカリの強いパーマ液は割と刺激が強い分、しっかりとかかる物が一般的に多くなってます。
②アルカリの少ない(酸性よりの)パーマ液は、刺激が弱い分かかりがゆるくなる傾向が一般的にです。
①は健康な髪にはしっかりと結果をだしてくれます、でも、細めの髪、傷んだ髪にはかかりすぎる傾向があります。②はダメージした髪や、細めの髪にはいい仕事してくれます、でも健康な髪にはほぼ反応しません
そうなると、①と②はどっちが悪くて、どっちがいい薬??という話ではなく、どういうコンディションの髪にたいしてその薬剤が適切か?
という事になります。
どちらの薬剤も結果をだしているわけですし。
結局は何に対していいのかという話しにしかならない
アルカリ性でも酸性でも、どちらも対象に対して考えれば優劣があることはお分かり頂けたと思います。
病院も、何に対しても万能な薬ってないのと同じで、髪に対しても万能な薬剤って今のところないんです。
だから、貴方の髪に対しての判断が必要でその為に僕達みたいな担当が必要なんですよね。
結局は、触って、見て、経験から考える事が1番だと思います。
補足・弱酸性とデトックス??
ベルジュバンスはデトックスしてくれるの??
という質問も一緒にもらっていたのですが、、、
パーマ液やカラー剤は、毛穴に対しては多少汚れを落とす効果もあるかもわかりませんよね。
何かしらの刺激があるわけですから、そりゃ汚れも落ちるんじゃないでしょうか??
厳密にはデトックスではなくて毛穴の洗浄に近いと思います。
デトックスって身体の中から排出するって意味合いが近いと思うんですが、パーマ液でそれはありえないと思います。
どちらかというと薬剤の外的刺激によって毛穴の汚れを落とす。
というのを、デトックスと例えたんだと思います。
ベルジュバンスにはシャンプートリートメントもあると思うんですが、そちらは今ひとつ内容が定かではないので、薬剤に対しての個人的な見解です。
あなたにあった施術はオーダーメイド
色んな髪質の人もいれば、敏感肌の人までいるわけでして
弱酸性で刺激が弱いといっても極端な話、
●髪はめちゃくちゃ健康で頭皮は敏感な人
●髪がボロボロで頭皮はめちゃくちゃ健康な人
●どっちもボロボロ
●どっちもめちゃくちゃ健康
結局どの方も同じ薬剤ってわけにはいかないんですよね〜。
それはうちでも同じことで、だれにでも万能な薬剤はありません。
でも、あなたの要望や希望をお伺いしたうえで、適切な薬剤を選択するという事はできます。
あなたに合わせた薬剤の判断は、是非お任せ下さいね〜。